「製品の品質ではなく、品質システムについての規格がISO9000sです。」
最近、ISO9000という言葉が、産業界だけでなく、一般の人々の目にも触れる機会が増えてきております。また、ISO14000sも話題になっております。
それでは、ISO9000sとは何かと申しますと、例えば、顧客が製品を購入する場合、その企業の製品が本当に安心して購入できるかどうかの保証がほしい。そこで顧客がその企業の品質システムを確認できる方法があれば便利だと考えられました。その結果誕生したのがISO9000sなのです。
ISO9000sは、企業がしっかりした品質システムを持っているかチェックするための規格のことなのです。ここで注意していただきたいのは、ISO9000sとはあくまでも顧客の立場に立っての、企業に対する要求だということです。
これまでわが国では、いい製品さえできれば顧客を納得させられると考えられてきました。それに対してISO9000sは、品質システム自体をオープンにし、顧客にも確認できる形にするという発想なのです。また、「品質システム」に関して、いまひとつ具体的なイメージがわかないかもしれませんが、例えば、家庭で掃除をしたり、料理をするのにその家なりの手順が決まっているように、企業でも何かの作業をするには決められた手順があります。それらのルールはふつう先輩から後輩へとつたえられてきたものです。
ところが、このように人づてで伝えられてきた手順は次第に変化してしまいます。しかし、もしマニュアルを作成しておき、そのとおりに作業をすれば、だれでも同じ品質の製品、サービスが提供できるのです。簡単にいうと、これが品質システムということになります。
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弊社は昨年より、社業を通じて従来にも増して、皆様方に安全でよりよい商品を提供するために、上記の基本品質方針を掲げ、品質保証システムである国際品質保証規格ISO9002の認証取得に全社一丸となって取り組んで参りました。
この結果、購買・製造(精米・無洗米)・品質管理室の部門においてISO9002(認証番号:200144)の認証を取得致しました。
これもひとえにお取引先各位の常日頃からのご支援の賜物と、心より感謝申し上げます。
米は日本人の主食として、来る21世紀も食生活を豊かに彩るものになると私たちイクタツは考えております。今後グローバルスタンダードとしての品質保証は、この基幹食料の品質を支える確かな礎となるものと確信いたしております。
米とともにひたむきに歩んできた私たちは、ISOを品質管理の指針として、次の世紀も米と共に歩んで行く所存であります。また今回のISO9002の認証取得に甘んずることなく、さらに精進を重ねて行く所存でございます。
今日までのご愛顧、ご鞭撻に重ねて感謝申し上げると共に、今後更なるお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。 |
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